3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アーウィン・ショーー夏服を着た女たち

今日はいつになく寒く、雪が積もっています。昨日からの夏つながりもありますから、こんな日は第22冊目としてアーウィン・ショーの「夏服を着た女たち」を紹介します。夏服を着た女たち (講談社文庫)posted at 2012.2.29アーウィン ショー,常盤 新平講談社売…

ロバート・A・ハインラインー夏への扉

第21冊目は、21世紀にも読みたい本ということで、ハインラインの「夏への扉」を紹介します。夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)posted at 2012.2.28ロバート・A. ハインライン,Robert A. Heinlein,福島 正実早川書房売り上げランキング: 3815Amazon.co.jp で詳細を見…

筒井康隆ー七瀬ふたたび

第20冊目は、再び幸田文からちょっと離れて、筒井康隆の「七瀬ふたたび」を紹介します。七瀬ふたたび (新潮文庫)posted at 2012.2.27筒井 康隆新潮社売り上げランキング: 33354Amazon.co.jp で詳細を見るこの作品は、七瀬三部作の真ん中にあたります。三部作…

阿刀田高ーやさしい関係

第19冊目は、阿刀田高の短編集「やさしい関係」を紹介します。やさしい関係 (文春文庫)posted at 2012.2.26阿刀田 高文藝春秋売り上げランキング: 910413Amazon.co.jp で詳細を見る私はこの本をテレビドラマの原作ということで知りました。 ドラマもよかった…

吉本ばなな他ー中吊り小説

第18冊目は、吉本ばなな他の短編集「中吊り小説」を紹介します。 いろいろな作家の作品が一度に読める、とてもお得な作品集です。中吊り小説 (新潮文庫)posted with AZlink at 2012.2.26吉本 ばなな,阿刀田 高,椎名 誠,村松 友視,高橋 源一郎新潮社売り上げ…

幸田文ー黒い裾

第17冊目は、幸田文のエッセイ風小説「黒い裾」を紹介します。黒い裾 (講談社文芸文庫)posted at 2012.2.24幸田 文講談社売り上げランキング: 188177Amazon.co.jp で詳細を見る幸田文自身が主人公の小説なので、ひょっと読んでいると、エッセイと間違いそう…

幸田文ーちぎれ雲

第16冊目は、幸田文のエッセイ集「ちぎれ雲」を紹介します。ちぎれ雲 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.23幸田 文,中沢 けい講談社売り上げランキング: 290278Amazon.co.jp で詳細を見るなんといっても本書の読みどころは、父の臨終の場…

幸田文ー包む

第15冊目の紹介は、幸田文のエッセイ集「包む」です。 「何をお包みいたしましょう?」というわくわくする呼びかけから広がる世界。包む (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.22幸田 文,荒川 洋治講談社売り上げランキング: 226367Amazon.c…

幸田文ー番茶菓子

第14冊目は幸田文に戻って、エッセイ集「番茶菓子」を紹介します。番茶菓子 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.21幸田 文,勝又 浩講談社売り上げランキング: 196669Amazon.co.jp で詳細を見る装丁も美しい講談社文芸文庫。 「番茶菓子」…

中勘助ー銀の匙

第13冊目もスキャンしている途中で読みたくなった本を紹介します。 ときどき、ふっと思い出したように読み返したくなる中勘助の「銀の匙」です。銀の匙 (角川文庫)posted at 2012.2.20中 勘助角川書店売り上げランキング: 96477Amazon.co.jp で詳細を見るお…

イプセンー人形の家

第12冊目は、スキャンしている途中でどうしても読みたくなり、スキャンした後、一気に読んでしまった戯曲、イプセンの「人形の家」をご紹介します。私が読んだのは角川文庫なんですが、もう絶版のようですね。 岩波文庫か新潮文庫からどうぞ。人形の家 (岩波…

新倉万造×中田燦ー大人の写真。子どもの写真。

第11冊目は、ちょっと変わった写真集、新倉万造×中田燦の「大人の写真。子どもの写真。」をご紹介します。大人の写真。子供の写真。 (エイ文庫)posted at 2012.2.18新倉 万造,中田 燦エイ出版社売り上げランキング: 162902Amazon.co.jp で詳細を見る見ていて…

OCRがないと不便なときはどんなとき?

ついに、気づきました。 OCRがないと不便なとき、それは書評を書くときです。 あの文章ってどこだっけ?と本をひっくり返すことになるからです。だけど、しばらくOCRしないって決めたので、まあしようがないか。 Clear Scanの文字飛び&重なり問題が改善され…

ダグラス・クープランドージェネレーションX

第10冊目はとっておきの本、ダグラス・クープランドの「ジェネレーションX」を紹介します。ジェネレーションX―加速された文化のための物語たち (角川文庫)posted at 2012.2.17ダグラス クープランド,Douglas Coupland,黒丸 尚角川書店売り上げランキング: 53…

ファインマンー困りますファインマンさん

第9冊目ですが、先日はリチャード・ファインマンの命日だったそうですね。なので、命日にちなんで、ファインマンの「困りますファインマンさん」を紹介します。困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)posted at 2012.2.16R.P. ファインマン,Richard P. F…

幸田文ー闘

第8冊目は、幸田文の「闘」です。 病気と闘う人々の姿を描いた小説です。題名は「とう」と読みます。闘 (新潮文庫)posted at 2012.2.15幸田 文新潮社売り上げランキング: 111931Amazon.co.jp で詳細を見る初めて入院してくるもの、死の床にあるもの、様々な…

幸田文の文庫本で本棚をつくりました

幸田文の文庫本で本棚をつくりました!幸田文のおすすめ文庫本 本棚なんでつくったかというと、講談社文芸文庫の装丁が美しくて、それをちょうど9個並べられる!という単純な理由。 講談社文芸文庫の装丁こぼれ話 あのね、4冊目の「草の花」まではかなり装丁…

カテゴリの順序設定メモ

カテゴリの順番をどこで入れ替えたらよいのかわからなくて、苦労したのでメモしておきます。参考になったのはこちらの記事です。管理画面ー設定ー編集設定(設定の下に分かれて表示されている。左側のメニュー)でカテゴリの欄の中の文字を入れ替えるとでき…

幸田文ー北愁

第7冊目は、再び幸田文に戻って「北愁」をご紹介します。北愁 (新潮文庫)posted at 2012.2.14幸田 文新潮社売り上げランキング: 873273Amazon.co.jp で詳細を見るいとこの話です。 勝気な女の子と繊細な男の子。傍から見れば(時代背景を考慮して怒らないで…

有吉佐和子ー非色

第6冊目もちょっとずらしてご紹介します。 思い出しながら、再読していたら、どうしても紹介したくなったのです。 有吉佐和子の「非色」です。非色 (角川文庫)posted at 2012.2.13有吉 佐和子角川書店売り上げランキング: 63928Amazon.co.jp で詳細を見る「…

Clear Scanの落とし穴

ファイルサイズも減るし、文字もくっきり読みやすくなるし、Adobe のClear Scanはいいことばっかりだと思っていたけれど、私は落とし穴にみごとにはまりました。自炊って何に一番時間がかかると思いますか? スキャン時間ではありません。ファイルにOCRをか…

黒柳徹子ー窓ぎわのトットちゃん

幸田文を続けようかとも思ったけど、第5冊目はちょっとずらして、黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」を紹介します。窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)posted at 2012.2.13黒柳 徹子講談社売り上げランキング: 7154Amazon.co.jp で詳細を見るこの本、ほぼ挿…

幸田文ー流れる

第4回は幸田文の長編小説から「流れる」を紹介します。 幸田文は短編小説も素晴らしいですが、長編小説も読みごたえがありますね。流れる (新潮文庫)posted at 2012.2.13幸田 文新潮社売り上げランキング: 55054Amazon.co.jp で詳細を見る「流れる」は賞をと…

幸田文ー台所の音

第3冊目の紹介は、いよいよ幸田文の「台所の音」です。 幸田文初心者の方、幸田文の他の本は読んだことがない方、大変お奨めです。台所のおと (講談社文庫)posted at 2012.2.13幸田 文講談社売り上げランキング: 46514Amazon.co.jp で詳細を見るなぜなら、幸…

電子書籍にしたら絶対売れそうな本

希望的観測も含めて、私見を書きますね。 分厚くて冊数が出る本(故人の全集など) Webで検索するとわかりますけど、○○の全集が欲しい、けどなーっていう人は多そうな印象。特に故人の場合、全集が出ていても何冊にもなって、持ち運びに不便な大型本、ハード…

裁断しやすい本しにくい本

文庫本裁断→スキャンをやっていて、文庫本といってもサイズが微妙に違ったり、紙の厚さが違ったりすることに気づきました。一番裁断しやすい(サクッと切れる)のは、新潮社の文庫本です。特に古くなって少し黄ばんだもの。紙が薄いようで、比較的新しいもの…

星新一ーブランコのむこうで

第2回は私が初めて電子化した本、星新一「ブランコのむこうで」です。ブランコのむこうで (新潮文庫)posted at 2012.2.13星 新一新潮社売り上げランキング: 163177Amazon.co.jp で詳細を見る どうして選んだか この本は比較的薄めで、文字中心、章の始めにイ…

自炊ことはじめ

自炊技術の進歩 本 電子化 自炊 などのキーワードで検索すれば、すぐにいくつかの有名ブログがヒットします。 それを読めば、自炊の大体の感じがつかめることでしょう。 さらに、YouTubeで検索すれば、わかりやすく動画で何をやっているかを見ることができま…

ブログを始めた理由

はてなブログを使ってみたくて 書評ブログを始めました。けれども、いきなり躓いてしまい、ブログをはてなダイアリーに引っ越しました。 なぜかというと、カテゴリがうまくつけられなかったから。カテゴリをつけたかったら、最初からはてなダイアリーを選ん…

はてなブログあれこれ

はてな記法モードにしてみたけれど、カテゴリがうまくつけられないです。 はてなブログじゃない方がよかったのかな? ということで、はてなダイアリーに引っ越しました。http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/ 開設そうそう引っ越して情けないけど・・・ こち…