O・ヘンリーO・ヘンリ短編集(3)
第75冊目もO・ヘンリの短編集「O・ヘンリ短編集(3)」を紹介します。3冊続いた短編集もこれで最後ですね。
なんといってもこの(3)の読みどころは冒頭にある短編「最後の一葉」でしょう。私は子どもの頃、美しい挿絵付きで読んで以来、忘れられない物語の一つです。
(1)や(2)と同様、恋に関する物語もいくつか入っていますが、あまりハッピーエンドものが多くありません。その中で私が好きなのは、クレープ・デ・シンという衣装が出てくる「伯爵と婚礼の客」ですね。
そして、「心と手」。警官と讃美歌のように偶然の再会をいかした演出です。
O・ヘンリの短編集(1)、(2)、(3)とありますが、できるならここからさらにお気に入りを選んで特選集をつくりたいところですねー