3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

椎名誠ー蚊

第72冊目は、椎名誠の「蚊」を紹介します。残念ながら絶版?かも。

この本、「蚊」がとにかく異常に大量発生して掃除機で吸っても吸いきれず、さされてコチコチパンパンになってしまって、とにかく大変という短編『蚊』が有名なわけですが、それ以外もタイトルを見ただけで面白いです。

例えば冒頭の『真実の焼うどん』。そして、物語の始めから小売りのスタンプカードの話が出てきて、その庶民っぽい感じがいいです。

そして『さすらいのデビルクック』。なんだか冒険要素と怖さが入ってくるネーミングですね。

後半になると『海をみにいく』とか『日本読書公社』。なんてのがあって、ちょっとまったりします。

あ、『よろこびの渦巻』を忘れていました。これは星新一ファンは必読ですね。