セバスチャン・ジャプリゾーシンデレラの罠
第28冊目は、セバスチャン・ジャプリゾのミステリー小説「シンデレラの罠」を紹介します。
読みやすくなった新訳が出ているみたいですね。
この本の紹介文は、版元のドノエル社からの以下で決まりです。
私がこれから物語る事件は巧妙にしくまれた殺人事件です
私はその事件で探偵です
また証人です
また被害者です
そのうえ犯人なのです
私は四人全部なのです
いったい私は何者でしょう
非常にひかれますよね。この四人一役。
いかなる状況でこれが可能かを考え抜いて書かれたミステリーとなっています。
そして、原文はフランス語で、各章のタイトルが、現在形、過去形、未来完了形、などで表現されており面白いです。
ちなみに私は新訳ではなく、旧訳で読みました。字が小さくて少し読みにくかったです。旧訳へのリンクも貼っておきます。
私が買ったときは、表紙も裏表紙もフランス映画からとったもので、裏表紙がネタバレかつ怖かったー