チェーホフーたいくつな話・浮気な女
第102冊目は、チェーホフの短編小説「たいくつな話・浮気な女」を紹介します。
この本には、表題の「たいくつな話」、「浮気な女」の他に3篇が入っています。
「アリアドナ」はたちまちのうちに男を魅了し続ける女の話、「たわむれ」は風にのって届く告白の描写が美しい話です。
再読して、私は「コーラス・ガール」が気に入りました。劇になりそうな人間模様が短い中に描かれています。
「浮気な女」、「たいくつな話」も人間ドラマです。男がいて、女がいて事件が起きる、そのとき初めて大切なことに気づくというような話が多いです。じっくりと小説を読みたいときにおすすめの本です。