3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

スタンダールー赤と黒(下)

第101冊目は、昨日の上巻に引き続いてスタンダールの「赤と黒」の下巻を紹介します。

さて、下巻では、主人公のジュリヤンがいよいよパリの社交界にデビューします。マチルド嬢との恋のさやあてが面白いです。可愛さ余って難さ100倍となって絶交するところなんか、よくある話です。

ジュリヤンはいろいろなタイプの女に会うにつれ、レーナル夫人のよさ、純真さを改めて思いだします。

そして、恋のさやあてを繰り返したあげく、急展開したカタストローフが来るのです。こんなにも簡単に劇的な決着をするとは思いませんでした。