3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

三島由紀夫ー三島由紀夫レター教室

第55冊目は、53冊目プイグ「赤い唇」からの手紙つながりで三島由紀夫の「三島由紀夫レター教室」を紹介します。

この「三島由紀夫レター教室」を読んで、私は手紙を書くのが苦ではなくなりました。なぜかというと、どーでもいい、しょーもないことを短文で続けて書いても立派な返事として成立するとわかったからです。

本文でいうと『英文の手紙を書くコツ』です。ここは本当に役に立ちました。英文ではなく、日本語で短文メールを書くときもこのコツを使ったらいいと思います。

このレター教室は、手紙の書き方指南という目的を縦軸としながら、横軸に筆まめな人達の人間模様(主に恋愛風味のどたばたですが)をおいて、小説としても楽しく読める、一粒で二度おいしいものになっています。楽しい気分になりたいときにおすすめです。