3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

リチャード・アダムズーウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

第34冊目は、ファンタジー冒険小説、リチャード・アダムズの「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」を紹介します。

私は評論社文庫で読みました。今は残念なことに文庫版は在庫切れのようです。この表紙の絵が好きだったのですが・・・

以下のように新版が出ています。たぶん、文庫よりちょっと大きな版でしょう。

さて、アダムズの「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」は、偶然危険を察知したうさぎが住み慣れた場所を離れ、新天地を求めて冒険する痛快小説です。

冒険先で様々な出来事が起こりますが、論理的に作戦を練るうさぎ、危険を承知で身を挺して確認に行くうさき、危険の察知が得意な予言者のうさぎ、こうすると最後に決断するうさぎ、などなど、ちょっとしたチームワークの教科書のようです(褒め言葉です)。

そして、ところどころに伝説のうさぎの話がファンタジー的に挿入されて、私はこちらも面白く読みました。

上下巻にわかれていますが、上では何とか危機を脱するところを描き、下では新天地についた後のお嫁さん獲得作戦を描いています。

いつ読んでも痛快で、ぐいぐい引き込まれていき、上下巻あっという間です。