リチャード・アダムズーウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
第34冊目は、ファンタジー冒険小説、リチャード・アダムズの「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」を紹介します。
ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち (上) (評論社文庫)
posted at 2012.3.14
リチャード・アダムズ,神宮 輝夫
評論社
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評論社
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私は評論社文庫で読みました。今は残念なことに文庫版は在庫切れのようです。この表紙の絵が好きだったのですが・・・
以下のように新版が出ています。たぶん、文庫よりちょっと大きな版でしょう。
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉 (ファンタジー・クラシックス)
posted at 2012.3.14
さて、アダムズの「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」は、偶然危険を察知したうさぎが住み慣れた場所を離れ、新天地を求めて冒険する痛快小説です。
冒険先で様々な出来事が起こりますが、論理的に作戦を練るうさぎ、危険を承知で身を挺して確認に行くうさき、危険の察知が得意な予言者のうさぎ、こうすると最後に決断するうさぎ、などなど、ちょっとしたチームワークの教科書のようです(褒め言葉です)。
そして、ところどころに伝説のうさぎの話がファンタジー的に挿入されて、私はこちらも面白く読みました。
上下巻にわかれていますが、上では何とか危機を脱するところを描き、下では新天地についた後のお嫁さん獲得作戦を描いています。
いつ読んでも痛快で、ぐいぐい引き込まれていき、上下巻あっという間です。
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈下〉 (ファンタジー・クラシックス)
posted at 2012.3.14