3回以上読んだ文庫本を紹介

3回以上読んで本棚に残した(売らなかった)上に、自炊して電子書籍化し、さらにもう1度電子データで読んだ文庫本を紹介します。

99索引―著者名―か

川端康成ー雪国

第136冊目は、日本文学不朽の名作、川端康成の「雪国」を紹介します。 雪国 (新潮文庫 (か-1-1))大人になってから読んだ方がいいと思う作品です。でないと、なぜこれが名作なのかさっぱりわからないでしょう。主要なストーリーはあってないようなもの、です…

謎のギャラリーこわい部屋ー北村薫(編)

第134冊目は、北村薫によるアンソロジー「謎のギャラリーこわい部屋」を紹介します。謎のギャラリー―こわい部屋 (新潮文庫)posted at 2012.7.30北村 薫新潮社売り上げランキング: 394038Amazon.co.jp で詳細を見る国内、国外を問わず、とっておきのこわい話…

小林泰三ー玩具修理者

第129冊目は、小林泰三の「玩具修理者」を紹介します。玩具修理者 (角川ホラー文庫)posted at 2012.7.20小林 泰三角川書店売り上げランキング: 7745Amazon.co.jp で詳細を見るこの本には「玩具修理者」と「酔歩する男」の2編がおさめられています。ホラー大…

久美沙織ー新人賞の獲り方おしえます

第127冊目は、久美沙織のハウツー本「新人賞の獲り方おしえます」を紹介します。新人賞の獲り方おしえます (徳間文庫)posted at 2012.7.17久美 沙織徳間書店売り上げランキング: 181452Amazon.co.jp で詳細を見るこの本ですが、新人賞の獲り方といいながら、…

ジャン・コクトーー怖るべき子供たち

第98冊目は、ジャン・コクトーの「怖るべき子供たち」を紹介します。怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))posted at 2012.6.12ジャン・コクトー,東郷 青児角川書店売り上げランキング: 521445Amazon.co.jp で詳細を見る若い頃、夢中で読んだ本です。話の急展…

ゲーテー若きウェルテルの悩み

第97冊目は、ゲーテの有名作品「若きウェルテルの悩み」を紹介します。若きウェルテルの悩み (新潮文庫)posted at 2012.6.11ゲーテ,高橋 義孝新潮社売り上げランキング: 16882Amazon.co.jp で詳細を見る悩みといえば、いろいろありますが、本作で描かれるの…

カミュー異邦人

第94冊目は、カミュの有名な小説「異邦人」を紹介します。異邦人 (新潮文庫)posted at 2012.6.8カミュ,Albert Camus,窪田 啓作新潮社売り上げランキング: 3250Amazon.co.jp で詳細を見るこの小説がどう有名かといいますと、まずは書き出しのところ。 「きょ…

小林信彦ー紳士同盟ふたたび

第90冊目は、小林信彦のコン・ゲーム小説「紳士同盟ふたたび」を紹介します。タイトルからわかるように以前に紹介した「紳士同盟」の続編です。紳士同盟ふたたび (扶桑社文庫 (こ13-2))posted at 2012.6.3小林 信彦扶桑社売り上げランキング: 527881Amazon.c…

黒崎緑ーしゃべくり探偵

第82冊目は、黒崎緑の「しゃべくり探偵」を紹介します。これはサブタイトルに「ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険」とついているように、シャーロック・ホームズのパロディものです。しゃべくり探偵―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元…

グールドー人間の測りまちがい

第69冊目は、連休中にじっくり読みたい本ということで、グールドの「人間の測りまちがい」を紹介します。 人間の測りまちがい〈上〉―差別の科学史 (河出文庫)posted at 2012.4.29スティーヴン・J. グールド,Stephen Jay Gould,鈴木 善次,森脇 靖子河出書房新…

【特集記事】幸田文の文庫本

幸田文の文庫本18冊の紹介記事を書き終えたので、まとめました。1.台所の音 一番のおすすめ短編集から紹介をはじめました。 2.流れる これも小説ですね。 3.北愁 いとこ同士を描いた小説。 4.闘 闘病サナトリウム小説。 5.番茶菓子 おすすめエッセイ。 …

幸田文ー月の塵

第66冊目は、幸田文のエッセイ「月の塵」を紹介します。私の持っている18冊の文庫本のうちの最後の1冊です。とうとうここまで来たかと感慨深いですね。月の塵 (講談社文庫)posted at 2012.4.26幸田 文講談社売り上げランキング: 97930Amazon.co.jp で詳細を…

幸田文ー雀の手帖

第60冊目は、私の持っている幸田文の文庫本18冊のうち、いよいよ残り2冊となったうちの1冊、幸田文の「雀の手帖」を紹介します。雀の手帖 (新潮文庫)posted at 2012.4.18幸田 文新潮社売り上げランキング: 341309Amazon.co.jp で詳細を見る幸田文いわく「ち…

幸田文ー季節のかたみ

第58冊目は、季節が変わる時期に読みたい幸田文のエッセイ集「季節のかたみ」を紹介します。季節のかたみ (講談社文庫)posted at 2012.4.14幸田 文講談社売り上げランキング: 212782Amazon.co.jp で詳細を見る幸田文のエッセイ集。相変わらず目のつけどころ…

幸田文ー回転どあ 東京と大阪と

第50冊目は、幸田文の単行本未収録エッセイ集「回転どあ 東京と大阪と」を紹介します。回転どあ・東京と大阪と (講談社文芸文庫)posted at 2012.4.6幸田 文講談社売り上げランキング: 837046Amazon.co.jp で詳細を見るご紹介してきた幸田文の文庫本も、私が…

カフカー変身

第48冊目は、あの有名で奇妙な小説、カフカの「変身」を紹介します。変身 (新潮文庫)posted at 2012.4.4フランツ カフカ,Franz Kafka,高橋 義孝新潮社売り上げランキング: 2433Amazon.co.jp で詳細を見る有名な本なので、複数の出版社から出ていますが、私は…

幸田文ーさざなみの日記

第46冊目は、幸田文の断筆宣言の後の初小説「さざなみの日記」を紹介します。さざなみの日記 (講談社文芸文庫)posted at 2012.4.2幸田 文講談社売り上げランキング: 526933Amazon.co.jp で詳細を見るお母さんと娘さんとお手伝いさんのホームドラマなんですが…

幸田文ー駅・栗いくつ

第45冊目は、幸田文のエッセイでもあり短編集でもある「駅・栗いくつ」を紹介します。駅・栗いくつ (講談社文芸文庫)posted at 2012.3.31幸田 文,鈴村 和成講談社売り上げランキング: 551571Amazon.co.jp で詳細を見るエッセイ集の『駅』と短編小説の『栗ひ…

スティーヴン・キングーゴールデンボーイ

第44冊目は、スティーヴン・キングの「ゴールデンボーイ」を紹介します。ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)posted at 2012.3.30スティーヴン キング,Stephen King,浅倉 久志新潮社売り上げランキング: 10402Amazon.co.jp で詳細を見るこの「ゴ…

黒崎緑ーワイングラスは殺意に満ちて

第43冊目は、黒崎緑のサントリーミステリー大賞の読者賞受賞作「ワイングラスは殺意に満ちて」を紹介します。ワイングラスは殺意に満ちて (文春文庫)posted at 2012.3.29黒崎 緑文藝春秋売り上げランキング: 232761Amazon.co.jp で詳細を見るテレビドラマを…

小林信彦ー紳士同盟

第38冊目は、コン・ゲーム小説、小林信彦の「紳士同盟」を紹介します。紳士同盟 (扶桑社文庫 (こ13-1))posted at 2012.3.21小林 信彦扶桑社売り上げランキング: 399041Amazon.co.jp で詳細を見る私は新潮社文庫で読んだのですが、どうも絶版らしいので、リン…

幸田文ーみそっかす

第35冊目は、幸田文の「みそっかす」を紹介します。 これ珍しく岩波文庫の緑帯です。みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)posted at 2012.3.15幸田 文岩波書店売り上げランキング: 313612Amazon.co.jp で詳細を見る「みそっかす」は父のこと、母のこと、継母のこ…

幸田文ー猿のこしかけ

第30冊目は、幸田文の本紹介に戻って、「猿のこしかけ」です。猿のこしかけ (講談社文芸文庫)posted at 2012.3.10幸田 文,小林 裕子講談社売り上げランキング: 734308Amazon.co.jp で詳細を見る再読すると、冒頭からおかしくて笑ってしまいます。 幸田文が父…

幸田文ー草の花

第26冊目は、幸田文に戻って、幸田文の「草の花」を紹介します。草の花 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.3.6幸田 文,池内 紀講談社売り上げランキング: 248372Amazon.co.jp で詳細を見る「草の花」はエッセイ集の中でも、特におすすめで…

クシシュトフ・キェシロフスキートリコロール 青の愛・白の愛・赤の愛

第24冊目は、発音すると舌がもつれそうになる映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの「トリコロール 青の愛・白の愛・赤の愛」を紹介します。 トリコロール―青の愛/白の愛/赤の愛 (ハヤカワ文庫NV)posted at 2012.3.2K. キェシロフスキ,K. ピェシェヴィチ,K…

幸田文ーおとうと

第23冊目は、幸田文に戻って、「おとうと」を紹介します。 この「おとうと」ですが、木村拓哉でドラマ化もされたそうですね。私は見ていませんが・・・おとうと (新潮文庫)posted at 2012.3.1幸田 文新潮社売り上げランキング: 168095Amazon.co.jp で詳細を…

幸田文ー黒い裾

第17冊目は、幸田文のエッセイ風小説「黒い裾」を紹介します。黒い裾 (講談社文芸文庫)posted at 2012.2.24幸田 文講談社売り上げランキング: 188177Amazon.co.jp で詳細を見る幸田文自身が主人公の小説なので、ひょっと読んでいると、エッセイと間違いそう…

幸田文ーちぎれ雲

第16冊目は、幸田文のエッセイ集「ちぎれ雲」を紹介します。ちぎれ雲 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.23幸田 文,中沢 けい講談社売り上げランキング: 290278Amazon.co.jp で詳細を見るなんといっても本書の読みどころは、父の臨終の場…

幸田文ー包む

第15冊目の紹介は、幸田文のエッセイ集「包む」です。 「何をお包みいたしましょう?」というわくわくする呼びかけから広がる世界。包む (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.22幸田 文,荒川 洋治講談社売り上げランキング: 226367Amazon.c…

幸田文ー番茶菓子

第14冊目は幸田文に戻って、エッセイ集「番茶菓子」を紹介します。番茶菓子 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)posted at 2012.2.21幸田 文,勝又 浩講談社売り上げランキング: 196669Amazon.co.jp で詳細を見る装丁も美しい講談社文芸文庫。 「番茶菓子」…